面白いラジオ番組の見つけ方。放送作家やハガキ職人に注目…
今後の「芸人ラジオ」界の展望は?
――最後に、お二人が思う今後のラジオ界の展望と、「こうなったらいいな」というご希望を聞かせてください。
やきそば:radikoで「芸人ラジオ」に特化したオリジナルチャンネルがあったらと思ってます。海外のラジオはジャンルごとに分かれてる場合が多くて、ずっとお笑いだけを放送してくれるチャンネルがあったらいいなと。「ラジオNIKKEI」のような感じで。
建部:それ、いいじゃないですか! 実際に実現する見込みはありそうなんですかね?
やきそば:いえいえ完全なる希望です(笑)。個人的にはradikoって、今利用者が400万人いて、プレミアム会員は60万人ほどだと言われていますが、僕から見ればまだまだブルーオーシャンです。今後もっと広がっていって、そういう展開になればいいなあと……!
建部:僕はYouTubeに注目しています。ラジオ局で番組を持たなくても、自分たちだけで配信ができちゃう時代ですからね。ニューヨークがYouTube上でラジオを配信していますが、オールナイトニッポンをやっていた時の作家をそのまま起用したりと、なかなか本格派です。
芸人ではありませんが、ヒップホップユニットのCreepy Nutsも元々はYouTubeで番組を配信していました。参入障壁が低いし、Podcastよりもマネタイズに繋がりやすいメリットもあります。YouTubeから次なるラジオスターが出てきたりしたら面白そう。既存の番組と相乗効果で、芸人ラジオ界がどんどん盛り上がってほしいですね!
<取材・文/浅原浩>