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面白いラジオ番組の見つけ方。放送作家やハガキ職人に注目…

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 徹底的な“消費者目線”で、使える“モノ”を数多く紹介している雑誌『MONOQLO』だが、2019年12月号にて、ひときわ異彩を放つ企画が組まれた。その名も “芸人ラジオ総選挙”。

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※画像はイメージです

 数多ある番組の中で「本当に面白い番組」はなにか、ランキング方式で紹介したものだ。南海キャンディーズ・山里さんやオードリー・若林さんが自身の番組でいち早く結婚を発表するなど、近年大きな注目を集めている「芸人ラジオ」。

 その世界について、ラジオ愛好家・コラムニストのやきそばかおるさんと、“芸人ラジオ総選挙”仕掛け人である「MONOQLO」編集部の建部博さんに話を伺う当企画もとうとう後編に。今回はこれまでの話題をさらに掘り下げつつ、2人の“ラジオ観”や芸人ラジオ界の今後の展望まで、語りつくしてもらいました。

テレビ向け芸人とラジオ向け芸人の違い

建部博(以下、建部):前回話に上げた空気階段なんてまさにそうなんですけど、「こいつ何なんだ? 何者?」っていう異形な存在感があるコンビには惹かれますね。

 プロポーズに失敗した水川かたまりさん、こないだの放送ではバイトしに行ってて(笑)。下戸なのにカラオケバーでバイトすることになったんですが、案の定酔いつぶれてしまい……、たわ言のようにしゃべっている音声が放送されてました(笑)。

やきそばかおる(以下、やきそば):あのニュアンスの面白さはテレビでは引き出せないかも。

――ラジオ的な面白さとテレビ的な面白さ、両方を完璧に兼ね備えた芸人さんっているんですかね?

やきそば:山里(亮太)さんでしょう!

建部:確かに……! ラジオファンなんで、どうしてもラジオのほうに寄っちゃう気持ちはありますけども(笑)。

やきそば:山里さんは本当にすごいですよね。こないだ、オードリー若林(正恭)さんとやっていた「さよならたりないふたり」のイベントを観てきたんですが、山里さんはどんないい状況でも必ず悪い所・嫌な所を見つけ出して卑下できるんですよね。それをずーっとやり続けてるからすごい。

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