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「水ダウ」で話題の東大女子が語る「中卒の父が私を育てた方法」

暮らし

『Qさま!!』を見て東大合格の入り口に

「お受験塾」に通ったりはしなかったものの、国立大付属小に見事合格した、みなみんとんさん。

「同じ学校の子は親が医師だったり、教育熱心な親子さんが多かったので、お父さんは『塾へ通わなくていいのか?』と心配してくれましたけど、強制されることはありませんでした」

 中学卒業後は、地元のトップの公立高校に合格、1浪で東大に合格しました。結局、塾にはほとんど行っていなかったそうです。自分の子供が東大生になったことをお父さんはどう思っているのでしょうか?

「お父さんは、私が東大に入ったことが、今でも信じられないと言っています(笑)」

 勉強が好きになったきっかけは何だったと思いますか?

「さまざまな知識に触れる機会を作ってくれたことですね。例えば色々なテレビ番組を見せてくれて、クイズ番組が多くて『Qさま!!』や『雑学王』を見て、親に対抗意識を燃やして解いてたことが、漢字や歴史などの知識の入り口になりました。勉強が楽しいと思えるきっかけになったと思います」

アイドルコピーダンスサークルに所属

みなみんとんさんインタビュー(修正)

「父は常に『子供を子供扱いせず、大人と対等に扱う』と言っていました」と、みなみんとんさん

 みなみんとんさんは、家庭環境についてこう分析します。

「親が高学歴で知識豊富だと、プレッシャーになったり、親には敵わないと思う子供もいると思うんですが、うちの場合は、本気で親と知識で張り合おうとしたことがやる気に繋がっていました。身近に高学歴の人がいないので、逆に『だったら自分が高学歴になって、お父さん驚かせてやろう』という良いモチベーションになっていたと思います」

「誰もやらないようなことをやるのが好き」だと語る、みなみんとんさん。「そういうところがお父さんとソックリ」だそう。

 現在は、文学部で宗教学を勉強しながら「東大娘。」というアイドルコピーダンスサークルに所属し、学園祭などでステージに立っています。また「東大娘。」で出会った友人と「ぎんなん女子部」というYouTubeチャンネルを作り、自分達の考えや東大生の実態について発信するなどアグレッシブな表現活動を行なっています。

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