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英語で「後で再度話しましょう」賢く聞こえる言い方は?

コラム

「後で再度話したい」時の英語表現は?

会話

 Revisitという単語を使うこともできます。Visitは「訪れる」の意味。それにRe(再び)という接頭辞がついていますので、「再度訪れる」の意味。Let us revisit this case in a little bit.と言えば、「この点については後で再度話しましょう」の意味です。交渉などの際には時間稼ぎにも使えますし、考える時間が欲しいという時にも使えます。

 グローバルビジネスをする中で、日本の組織は欧米の組織より敏捷性に欠けていると言われます。実際、いろいろと話し合ってもその場で決断を下せず、結局「持ち帰って回答します」が多いというのは、欧米において日本的体質のステレオタイプとして知られています。

 これまで通訳者として同席した会議の中で「いつもDiscussとかThinkとかばかりだけど、もっとすぐに決断してほしい」と欧米側から不満が漏れたことは何度もあります。グローバルビジネスを成功させる上では、ThinkやDiscussばかりではなく、Actionが求められることは非常に多いです。

<TEXT/木内裕也>

会議通訳者、ミシガン州立大学研究者。アメリカ大衆文化、アメリカ史の研究を行うほか、国際一流企業、各種国際会議などの通訳を行う。またプロサッカーの審判員としても活躍。著書には『同時通訳者が教える 英語雑談全技術』『耳と口が英語モードになる同時通訳者のシャドーイング』(ともにKADOKAWA)など多数。英語で仕事をする人の応援サイト「ハイキャリア」にも執筆

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