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若手が活躍できる「新一流企業」ベスト5。20代が選ぶ第1位は…

コラム

 ここ数年、空前の売り手市場にあるなかで、転職をカジュアルに検討する20代のニューエリートが増えている。

キャリア

※写真はイメージです

 彼らは個人の能力を伸ばせるかどうか、働きやすいかなど、新しい軸も重視しながら、多くの企業、組織を比べている。今回、20代サラリーマン1000人に大規模アンケートを実施、また識者の分析をもとに「新一流企業」を導き出した。

若手が活躍できて実践的なスキルが身につく会社とは

 年功序列や終身雇用という概念が壊れて久しい昨今、若いうちから経験を積み、スキルを培える会社はどこか。そこで、若者が活躍できる企業をブラック企業アナリストの新田龍氏に聞いた。

「入社年次や学歴などに関係なく、適材適所で人事配置や抜擢を行うので、若いうちから権限や責任を持たされやすい企業のほうが成長できます。その筆頭がメルカリです。また、誰もが知る企業ではないですが、学習塾ポータルサイトを運営するイトクロや会計ソフトで知られるfreee、介護・医療の人材サービスを扱うエス・エム・エスなども、若手が活躍する優良企業だと思います」

 実際に内部で働く人からは「イトクロでは入社1年目の若手を、海外の新事業の立ち上げ責任者に抜擢した事例も」(26歳・イトクロ)や「フィンテックは今後主流になる産業のひとつ。freeeでは最先端でオンリーワンの経験を積める」(29歳・freee)との声も。

 一方、人事コンサルタントの曽和利光氏は、若手活躍企業としてファーストリテイリングを挙げる。

「ユニクロで知られる同社は経営ビジョンが明確で、世界的に見ればまだまだ成長産業。でも、『不人気企業は成長産業』とはよく言ったもので、トップエリート層はメガベンチャーや外資に流れがちで、人手不足。だからこそ、早くから活躍してバリバリ現場で学びたい若者には穴場といえるでしょう」

 同社内部からも「変化が早く、今後が未知数だからこそ、ビジネス感覚が鍛えられる」(28歳・男性)との意見が寄せられた。名ばかりな一流企業より、若いうちから活躍でき、スキルが身につく成長企業。名より実を取る傾向は今後も続くはずだ。

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