首都圏の「足クサが多い」鉄道ランキング。山手線、銀座線…1位は?
足のニオイが生じる原因とは?
足のニオイが生じる理由として、五味クリニック院長の五味常明先生は以下のように説明しています。
「ストレスを感じやすい人ほど、帰宅後に自分の足がくさいと感じている人が多いという結果がありました。緊張や不安を感じたりしたときにかく『精神性発汗』が関係します。
混雑し身動きがとりにくい状態で長時間通勤電車に乗っている人は、汗で靴の中が蒸れ、高温・多湿になるのでにおいやすい状況になるでしょう。靴との摩擦で雑菌のエサとなる角質ができやすい環境なのも影響していると言えます」
また、足のニオイの発生源は2種類あるといいます。
「足表面のニオイは高温、多湿、菌のエサとなる角質によって発生します。汗をかいて高温・多湿になった靴の中では、菌のエサである“足の角質”がふやけて食べやすくなるので、菌がどんどん繁殖し、ニオイが発生します。
一方で足の中から出てくるニオイも。“疲労臭”ともいわれますが、これは足のむくみなどによって体内の老廃物(アンモニア)の循環が悪くなり、足の方に下がってきて、足裏からアンモニア臭が漂っている状態です」
ニオイケアには「スクラブ洗浄料」か「ミョウバン」が効く
五味常明先生は有効なニオイ対策をこのように紹介しています。
「まずは雑菌のエサとなる角質を落とすことが重要。スクラブの入った洗浄料などでやさしく落とすのがよいでしょう。アンモニア系のニオイはアルカリ性の性質を持っているので、ミョウバンなど酸性の成分が効果的です」
ひとくちに「足のクサさが気になる」といっても、原因やニオイの種類によって対策が異なってくるのですね。上手にケアして、足のクサさを少しでも軽減できるようになるといいですね。
【調査概要】
調査名:都内通勤者の「通勤電車の乗車時間」と「足のニオイ」に関する調査
調査方法:インターネット調査
有効回答数:一都三県在住で東京23区内に勤務する20歳~49歳の有職者男女300人
調査期間:2018年3月2日(金)~2018年3月7日(水)
<TEXT/bizSPA!編集部>