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映画『SLAM DUNK』が社会現象に!“必見ポイント”をバスケ解説者に聞く

暮らし

世界レベルのガードになり得る存在

佐々木クリス

解説者目線でも十分見ごたえのある作品とのことだった

──スピードが魅力の宮城が好きなら外せませんね。

クリス:次世代でいうと、河村勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)にも注目して欲しいです。今後、世界レベルのガードになり得る存在だと思います。一人に絞りきれませんでしたね。ごめんなさい(笑)。でも、今、B.LEAGUEを見るんだったら河村選手は外せません。

──では、NBAではいかがでしょう?

クリス:ジャ・モラント選手(メンフィスグリズリーズ)ですね。小柄なんですが、とにかく身体能力がすごいです。言葉にするより、まずは動画などを検索して見てもらえれば、凄さがすぐにわかっていただけると思います。

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 2023年の8月にバスケのワールドカップが開催されるが、共同開催地のひとつは沖縄だ。『SLAM DUNK』に影響を受けた世代が種をまいた日本バスケ界は、今まさに花開こうとしている。映画の熱狂そのままに、躍動する日本代表の勇姿にエールを送りたいものだ。

<取材・文/Mr.tsubaking 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>

【佐々木クリス】
ニューヨーク出身。NBAが選ぶアジアのインフルエンサーの一人。14歳の時に観たNBAのプレーに魅了されバスケットボールを始める。2010年に有限会社ボイスワークスに所属し、NBA解説者を目指す。コラム執筆、中継での同時通訳等を経て2013年にWOWOWで解説者としてデビュー。NBAファイナルの現地取材、選手へのインタビュー経験も豊富。国内のB.LEAGUEでも公認アナリストとして解説を務め、各メディアで活躍中

Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も
Twitter:@Mr_tsubaking

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