ライブ配信で月収100万円も。“歌う焼酎社長”が経営と二足の草鞋を履くワケ
「歌う焼酎社長」というあだ名の由来は?
「麹屋物語の魅力を発信するツールの1つとして17LIVEでの配信をスタートしました。17LIVEがグローバルに展開するサービスであることに、大きな期待を感じたんです。今までは自分が訪れることができる地域でしか焼酎を広められていなかったので、17LIVEを通して全国の皆さんに麹屋物語の存在を知ってもらえると思いました」
「歌う焼酎社長」というネーミングで活動するようになった経緯は「リスナーさんと一緒にキャッチコピーを考えた」と四元さんは話す。
「芋焼酎の話も交えながら大好きな歌を歌うライブ配信を続けるなかで、リスナーに『何かあだ名を決めたほうが親しみやすいかも』とアドバイスをもらったんです。そこで、リスナーと一緒に考えたのが“歌う焼酎社長”という名前でした」
飛び込み営業よりも「飲みニケーション」
芋焼酎の販売に関しては、在庫リスクを抱えないように蔵元と交渉し、売れた分だけ取り寄せているという。売上を立てるため、どのように販路拡大を図っているのだろうか。四元さんは「人づてに商品を紹介し、ご縁を大事にしながら販路を広げている」と説明する。
「それこそ最初は飛び込み営業していたんですが、全然だめで。他の策はないかと思ったときに、とにかくイベントや飲み会に参加して芋焼酎を知ってもらおうと考えたんです。正直、私は人見知りなんですが、イベントに出向く際は気分を切り替えて、素の自分が出せるように振舞っていたんです。
ただ、“飲みニケーション”に注力しすぎて、いっときジンマシンが出てしまって。それくらいお酒を飲み歩いていたんですね。でもその時に、しっかり腹を割っていろんな方とお話できたのが、今でもご縁でつながっていて、お店で取り扱ってくれたりフェスに出店させてもらったりと、自然な形で販路が広がっていくのを感じています」