ジョブチューンの“パンケーキ問題 ”。「ロイホ歴30年」の筆者が思ったこと
時代遅れなのは、ロイホのパンケーキではなく…
ロイホのメニューに限らず、食べ物についての感覚(おいしい・おいしくない)は人それぞれであり、個人差が出て当然のことです。つまり、人それぞれ違って正解は違うということ。
また、ダイバーシティ(多様性)が尊重される時代の中で、ヒトのみならず“食”に対する考え方も慎重であるべきです。特定の立場や嗜好によって一方的にマイナス評価をされることとは、対象がどんなモノであれ許容しがたい事態と解釈できるでしょう。
番組は、出演タレントがロイホを褒めちぎった後にプロ料理人が批判する構成となっていますが、この“上げてから落とすスタイル”は、視聴者や世間を真の意味で喜ばせているのでしょうか? もしかするとこの演出スタイルこそが、「今の時代にマッチしていないのでは?」と疑問を抱いてしまう人は少なくないはずです。
家庭でホットケーキを味わう際のヒントに
ホイップマーガリンを1枚ずつ塗って食べることの幸せを教えてくれたのは、まぎれもなくロイホなのです。
私はおいしいパンケーキの食べ方を20年前にロイホから学びました。それは、ホイップマーガリンを1枚ずつ塗って重ね直し、自分が好きなようにシロップをつけて味わうというもの。この食べ方は家庭でホットケーキを味わう際にも大きなヒントとなりました。
そうです、この食べ方を全否定したシーンもありましたが、これはロイホ当事者のみならず、多くのロイホファンの心を傷つけることにつながってしまったのかもしれません。