自由気ままな「ノマド生活」。ITだけじゃない“推進してる会社”3つの特徴
近年、コロナ禍のテレワーク推奨で、住まいを転々としながら働くライフスタイル、「デジタルノマド」が増えている。
今回は、経済評論家の鈴木貴博氏(@zubizac)にノマドワークがしやすい企業・職種の特徴について聞いてきた。
ノマドワークがしやすい企業の特徴
自由気ままなノマド生活。フリーランスに多いイメージがあるが、現在ではコロナをきっかけに、推奨している企業も増えてきているという。経済評論家の鈴木氏は、ノマドワークを導入している企業の特徴についてこう語る。
「ノマドワークを取り入れやすい企業の特徴は3つ。まずはITを駆使する企業です。次に考え方が柔軟なベンチャー企業全般。もうひとつは、働き方改革やSDGsを企業理念に掲げる企業です」
どのような企業がノマドを推進しているのか?
では、具体的にはどの企業がノマドを推進しているのか。
「例えば、居住地を全国に拡大できる働き方を導入したヤフーやフルリモートが可能なサイボウズ、それから海外移住も可能なガイアックスなど。ワーケーションを推奨するJTBなどの旅行業界も多いですね」
とはいえ、企業によって千差万別なのが現状。スキルや人脈がある社員にのみノマドを許可する例もあるようだ。
「今後は、深刻な求人難もあり、大企業もフルリモート勤務可で採用するところが増えてくるでしょう」
全国の会社員が、場所にとらわれずに働ける未来は近いのかもしれない。
▼ノマドがしやすい企業の特徴
・ネット・プログラミングなどの業務が多いIT企業
・考え方が柔軟な若者中心のベンチャー企業
・働き方改革やSDGsを企業理念に掲げている企業
<取材・文/週刊SPA!編集部>
【鈴木貴博】
経済評論家。東京大学卒業。2003年に独立後、人材企業やIT企業の戦略コンサルティングの傍ら、経済評論家としても活躍し、著書も多数