“サウナ好き”2児の父が脱サラ起業、年収の変化は?「自分でスポンサー営業も」
起業資金について具体的に考えると…
――サウナタイムを立ち上げる起業資金はどこから工面したんですか?
瀬尾:上手く起業資金がかからない方法を考えた、というところです。サウナタイムを立ち上げるのに必要な「起業資金って具体的に何?」と考えた時に、何も出てこなかったんです。パソコンが1台あればできますし、事務所も自宅兼ならいらないですよね。
つまり具体的に開発資金がいくら必要で、どうしたら用意できるのかと考えると、想像しているような(大それた)ことではなく、調達や融資、出資などが必要なビジネスモデルではなかったんです。
だから最初は自分で営業に行って、スポンサーを探して「こういうサイトを作りたいので、スポンサードしてくれませんか?」という話をして、開発費を用意しました。そこから友人のエンジニアに委託金を払って「(サイトを)作ってくれ」と頼んだんです。
サウナに必要なものとは何か
――「サウナタイム」にスポンサーがついたのですね!
瀬尾:はい。最初の初期開発費とかをスポンサードしてくれた企業があるのですが、それから長いお付き合いを頂戴しています。自分がスホンサーを探したいと思った時に、まず“本当に必要な物がいい”というのと、“本当に好きなものがいい”、“サウナ好きの人に絶対使ってもらえる”という3つのことを、すごく考えたんです。
でも当たり前なんですけど、サウナに入る時って何も持っていないんですよね。なので悩んだのですが、サウナから上がった時に、自分は「イオンウォーター」を絶対飲むっていうルーティンがあったんですよね。
全部のスポーツドリンクを試して、全部の成分表を調べたんです。その中でサウナに入る時に飲むことを考えると「イオンウォーター」がベストっていう持論があったんです。それでサウナと「イオンウォーター」をもっと結びつけていきたいという話を大塚製薬さんにしに行ったら、サウナ展開を検討していたタイミングだったので、すごく共感をしてくださったんです。