「一見普通の弱そうなおじさん」が一番怖い。自衛隊員が答えた驚きの理由
すぐには理解されない能力の持ち主
世の中ではコミュニケーション力のある人が求められますが、それは「よくしゃべるけど何を言っているかわからない人」ではなくて、「口数が少なくても話を理解して、しっかりと伝えようとする人」だと思います。勢いも時には大切ですが、口下手だからこそわかる誠実さは確実にあります。なめらかに話すだけが「コミュ力」では決してありません。
イベントなどでみんなが盛り上がっていると冷めてしまう人は、「集団における危機察知の能力が高い」と聞いたことがあります。みんなが熱狂すると集団が全滅することがあるので、そういう人が生まれるようです。
つまり、イベントが嫌いな人は「能力者」と言ってもいいでしょう。世の中には、トラブルやピンチのときに大活躍する「地獄に強いタイプ」がいると思います。自衛隊にも平時はボンヤリしているのに、災害時に大活躍する人たちがいます。
彼らは日常生活では能力を発揮できないのですが、日常の秩序が崩壊すると大活躍します。破天荒で生き物として強いタイプですね。
人柄が抜群にいい「腕の良い職人」はほぼいない
世の中にいる一芸に秀でていたり、スペシャリストの人は、たいていは「クセがある」ことが多いことを理解してください。別にあなたに意地悪しているのではなく、「職人気質」や「独特の感性」からクセがあるだけなのです。
人柄が抜群にいい「腕の良い職人」はほぼいないと思っていたほうが付き合いやすいと思います。
クセがある人も「実はいい人だった」というパターンも多いので、クセを嫌がって敬遠する前に、まずはよく見極めたほうがいいでしょう。ある側面から見たら完璧な人も、見えないだけでその人なりの欠点を抱えており、自分なりに社会と折り合いをつけて生きているので、できる人もできない人も互いを尊重する姿勢は大切ですね。
<TEXT/元自衛官 ぱやぱやくん>