最上位iPhoneにも匹敵?5万円台「Xiaomi 11T」の“カメラ性能”が侮れない
夜間撮影の実力はいかに?
Xiaomi 11Tには、暗い場所での撮影に対応した「夜景モード」が用意されている。設定を有効にしておけば、暗い場所では自動で夜景モードに切り替えて撮影できる。iPhone 13 Proのナイトモードと比べてみた。
Xiaomi 11Tは全体が明るくなっているのに対して、iPhone 13 Proは、影の部分はある程度暗さを保ったままになっており、明暗差の描画が得意なiPhoneらしい仕上がり。どちらをよいと感じるかは好みの問題かもしれないが、iPhoneは実際の見え方に忠実、Xiaomiは明るくすることを重視しているという印象だ。
ポートレートモードはボケの深さに違い
被写体だけにピントを合わせ、背景をぼかす「ポートレートモード」も比較してみた。いずれも、撮影時に調整できるボケ味を1番大きくした状態で撮っている。
被写体の識別などに気になるほどの違いは見られないものの、iPhoneのほうが背景をより広い範囲でボカすことができる。なお、ポートレートモードには直接関係しないが、この写真からわかるように、食べ物の色には違いが出やすい。ローストビーフの部分をみると、Xiaomi 11Tのほうは赤みがかなり強く表れている。
一方で、iPhone 13 Proで撮影した写真は色が控え目だ。実物の色はこちらのほうが近いものの、赤みが強いほうがおいしそうに見えるのも事実。これもまた好みの問題ではあるが、個人的には食べ物に関してはXiaomi 11Tはちょっと色が強すぎるかなと感じた。