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30歳で年収5000万円稼ぐ!「大企業=安定ではない」時代を生き抜く考え方とは

学び

個人で稼ぐ力が「安定」を生む

年収

 僕は、これからの時代における「安定」の定義は「企業への依存」ではなく、「個人で稼ぐ力」にシフトしていくと思っています

 昭和や平成時代における「安定」の定義は「大きな企業や組織への所属」にありました。大手企業に就職すれば、年功序列で順番に昇進することができる。給与も在社年数に比例して自然に上がり、クビになることもない。波風立てずに会社に勤めてさえいれば、誰もが退職金をもらって定年退職できる。そう考えられていました。

 しかし、現代において「安定した企業」は存在しません。資金力やブランド力によって、「すぐには潰れない企業」は存在しますが、その組織に自分が所属する=個人の安定も保証されるわけではないのです。企業が生き残る可能性と、自分がその会社で生き残れるかは別問題なのです。

企業の看板を錯覚してしまうのは危険

 昨今では、大企業が45歳以上の社員を対象に希望退職者を募集したり、給料カットや企業合併に伴う役職降格、転籍などネガティブな話題に事欠きません。

「大手企業に所属していること」と「大手企業で自分がサバイブできること」は、まったく別の話です。企業の看板を錯覚資産として利用するのはいいですが、「大手企業にいる=自分は安定している」と、自分自身が錯覚してしまうのは非常に危険だと思います

「会社にキャリアを用意してもらう」とか「給料はもらうもの」という従来の考え方は捨てて、「キャリアを自分で取りにいく」「年収を自分で上げにいく」「副業を通じて自分でお金を稼ぐ」といった考え方を持つことが必要です。

転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方

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終身雇用が当たり前でなくなった昨今、サラリーマンにとっての「安定」はかつてないほど揺らいでいます。安定した会社はどこなのか、もし明日会社が倒産したらどうすればいいのか、老後のお金はどうすればいいのか――

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