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復活!松屋の「ごろごろ煮込みチキンカレー」をプロが実食。味は文句なしだけど残念な点も

暮らし

衝撃のボリュームは健在

松屋  カレー

 そして“ごろチキ”といえばボリュームが満点すぎるゴロゴロ入った鶏肉たち。衝撃のボリュームは健在で、たまたま当たりが良かったのか、この日の筆者の“ごろチキ”はいつも以上に巨大なチキンがどっさり!

松屋  カレー

 調理スタッフが不慣れだったのか、玉ねぎがシャキシャキすぎて少し気になりましたが、チキンの塊を前にするとどうでもよくなってしまいます。

 鉄板で焼き上げた鶏肉はふっくら柔らかく、食べても食べてもなくならない規格外のボリュームにテンションが上がりっぱなし! 値上げラッシュが続く2022年ですが、こんなに贅沢な気持ちに浸れて税込630円とは! 松屋はホント庶民の味方ですね。

味は文句なしだけど…

 日を改めて、今度は“ごろチキ”と同時に復活した「オリジナルカレギュウ」(680円)をオーダーしてみることに。ごろチキよりも50円高いところにモヤモヤしてしまいますが、久しぶりにカレギュウの味が楽しめるので良しとしましょう。

松屋  カレー

オリジナルカレギュウ並盛(680円)

 セパレート方式で提供されるので、かつてのカレギュウを再現するべくセルフで合体させていただいてみます。

松屋  カレー

 最初にギュウを楽しみ、次にカレーを味わい、仕上げにギュウとカレーを掛け合わせて口に運ぶ! オリジナルカレーでしか味わえないオンリーワンな喜び! 福神漬けの味がややチープなところが松屋のもったいないところですが、そこも含めてのオリジナルカレー。久しぶりに再会したオリジナルカレギュウを大いに楽しませていただきました。

松屋  カレー

“ごろごろ煮込みチキンカレー”ももちろん外せませんが、以前オリジナルカレーにハマっていた人ならカレギュウのオーダーもマストですね

 提供期間はアナウンスされていませんが、期間限定メニューは約1か月が基本なので、今回は長くてもゴールデンウィーク辺りまでではないかと思われます。ごろチキファンも、オリジナルカレーファンも、未体験の方も食べ逃す前に早めに松屋に向かってみましょう。

 さて、クオリティには非の打ち所がない今回の“ごろチキ”とオリジナルカレーベースのメニュー展開ですが、残念なのは期間限定だというところ。ごろチキのレギュラーメニュー化は難しいかもしれませんが、せめてオリジナルカレーを創業ビーフカレーとの2本立てで提供してくれると嬉しいのですが……。松屋さん、なんとかならないでしょうか。

<TEXT/カレー研究家 スパイシー丸山 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>

インド料理からお家カレーまで精通する次世代のカレー研究家。日本野菜ソムリエ協会カレーマイスター養成講座講師。レシピ、食べ歩き、商品情報など、カレーにまつわるさまざまなトピックを日々発信している。著書『初めての東京スパイスカレーガイド
ブログ:カレーなる365日
Twitter:@spicy_maruyama

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