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オタフクお好みソースに「創業100年の歴史」と「広島と関西のソース文化」を聞いた

ビジネス

コロナの「巣ごもり需要」で売上増

オタフク

オタフク社員が、幼稚園へ出向きお好み焼きを焼いている様子。子どもたちが真剣に焼く手順をみている

 少子高齢社会の現代は、家族でお好み焼きを作って、食べる機会も少なくなった。だがコロナ禍で売上の変化があったという。

「1回目の緊急事態宣言下では、家庭用商品の一部が欠品してしまいました。巣ごもり需要でご家庭で調理する方が増加したと感じています」

 大内氏は最後に「昔からお好み焼きは、鉄板やホットプレートをみんなで囲んで食べることが多い、団らんを創出するメニューですよね。“団らん”というところを改めて提案していくことがこれからの課題です」と語る。

 創業100年を迎えたオタフクソース。長く続いたワケはこうした人を大切にする経営にあったのかもしれない。

<取材・文/大川藍 画像協力/オタフクホールディングス株式会社>

ライター。スイスで滞在中にフリーランスとして目覚める。おつまみ系や占い、インテリア系も執筆中。興味のあるものならなんでも記事にしてしまう遅咲き主婦

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