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「ポケモンカード」プロゲーマー24歳が選んだ道。生活困窮で激やせ!の過去も

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大阪の人とのふれあいで今の自分がある

ポケモンカード

こちらは2020東京優勝でゲットしたポケカ

――思っていたよりも低額で遊べることに驚きです。でもいまは、カードの購入に月々たくさんのお金をかけているのでは? また、お気に入りの1枚とその価格についても教えてください。

シマダ:いいえ、1円も使わないときのほうが多いです。それよりも、大会になると東京や愛知、福岡などへ向かうことが多いので、そういった旅費に莫大な費用がかかっています。お気に入りのカードについては、大会で使ったカードにそれぞれ思い入れがあるので、比べるのが難しいです。上手くいかなかった大会で使ったカードも含めていい思い出です。

-なるほど。その大会なのですが、競技人口はどれぐらいなんですか?東京大会の参加人数や世界人口なども知りたいです。

シマダ:競技人口は不明です。大型公式大会の参加人数は1400人ですが抽選に当たらないと参加できません。年々プレイヤーが増加し倍率が増えていますが、大会上位入賞者には優先参加権があります。

――大会やポケカゲーム関連の仕事は東京が多いようですが、東京への引っ越しを考えることはありませんか?

シマダ:いまはありません。東京も好きですが、大阪の方々とのあたたかい会話やふれあいがあったからこそ、いまの自分があると思っています。

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 世界大会は、新型コロナの影響で2020年、2021年と2年連続で延期。毎年日本代表に選抜される人数はだいたい30~50人で変動するが、大会が繰り越されているため日本代表の人数は不明となっている。2022年には世界大会が無事おこなわれ、シマダ氏の活躍が報道されることを期待したい。

<取材・撮影・文/山内良子>

【シマダダイチ】
1997年生まれ。徳島県出身。チャンピオンズリーグ2019新潟で優勝し、同年12月に開催された日韓交流戦では招待選手として活躍。2019年8月にはワシントンD.C.で開催された世界大会に日本代表として出場し、チャンピオンズリーグ2020東京では再び優勝している。同年11月、「第3期ポケカ四天王」に選ばれ約1年半活動。現在は2022年に予定されている世界大会に向けて日々修行中。Twitter:@kawahitosi
YouTubeチャンネル「【ポケカ毎日投稿】サーニーゴ」更新中

フリーライター。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意です

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