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デキる社会人はこう提案する。「いろいろ考えてみたら~」はNG

コラム

 あなたは、自分が社会人として正しい言葉遣いができていると感じていますか?

 美しい言葉遣いは相手に良い印象を与え、コミュニケーションを円滑にします。逆にできないと、相手に「子供っぽい」「常識がない」とマイナスの印象を与えてしまい、損をすることになるでしょう

 ビジネスシーンではメールや電話でのやりとりが多く、正しい言葉遣いはもはや社会人として必須スキルです。しっかりと身につけて“デキる大人”の仲間入りをしましょう!

Q.「いろいろと考えてみたところ」を言い換えると?

 会社のミーティングなどの場では「いろいろと」は少し幼い言葉遣いに聞こえてしまいます。

 そこで、より社会人らしい表現に言い換えるとどうなるでしょうか?

プレゼンを行うビジネスウーマン

A.「勘案(かんあん)してみたところ」

 なかなか普段遣いする言葉ではありませんが、部長以上のおじさんサラリーマンには「いろいろと考えてみたところ」というよりもスマートに聞こえますよね。
 
「勘案(かんあん)」を辞書で引くと「いろいろと考え合わせること」(大辞林)とあり、「あらゆる事情を考えてもっともふさわしい答えを出したい」というニュアンスを伝えることができます。

 近い意味の言葉には「思案」「考慮」があります。ただ、「勘案」が複数のことを考えるときにしか使わないことに対して、「考慮」はひとつのことを考える場合にも使われます。

<TEXT/biz SPA!フレッシュ取材班>

参照:『大辞林 第三版』(三省堂)
大人の語彙力ノート』(齋藤孝、SBクリエイティブ)より

bizSPA!フレッシュ編集部の記者(編集者)が、20代のビジネスマン向けに、気になる世の中の本音や実情を徹底した現場取材で伝えます。

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