乗り過ごしにはご注意!有名進学塾で本当に出題されている問題
答え:[第1問]郵便はがき、[第2問]自転車
一見すると、手がかりが何もなさそうに思えますね。
情報が単純すぎるので、知識と経験で直観的に解いていく論理性のない「はしご型」思考から、確信が持てる理屈を1つずつ積み上げながら論理的に解いていく「ピラミッド型」思考へ移しにくい問題です。
そこで、まずは頭文字から思いつく言葉を挙げてみましょう。
第1問は“頭文字の「な」がこの配置の真ん中にくるものは何か?”と考えていきます。これはすぐに「なまえ」とわかる小学生が多いとか。
「な」は「名前」、「き」は「切手」だとわかれば、答えは「郵便はがき」だと気がつくでしょう。
ちなみに「さ」は「差出人」、「ゆ」は「郵便番号」、「じ」は「住所」です。
第2問は、形が変わっているので、真ん中が「ぺ」で、同じ大きさの丸い「た」が2つあるから直感的にわかったひとも多いかもしれません。
「た」で始まる丸いものは「タイヤ」、「ぺ」は「ペダル」で、答えは「自転車」となります。
この問題は、知識と経験で直観的に解いていく論理性のない「はしご型」思考が8割、答えを予測して、そこから逆算して解いていく「リバース型」思考が2割含まれています。
「はしご型」思考に偏った人は、普段から難問を嫌い、無理やり解決したことにしてしまう傾向がありますが、考えを行動に移すことがとても早いという良い面もあるようですよ。
<TEXT/bizSPA!取材班>
引用元:『頭のいい小学生が解いているパズル』(松永暢史・星野孝博、扶桑社文庫)より
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