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廃棄寸前のパンで作る発泡酒がバカ売れ中!どんな味なのか試飲した

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多い日には1日ごみ5袋分のパンが廃棄に

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全く新しい味を楽しめた廃棄寸前パンが原料の発泡酒

 前述のような味は、パンを原材料にしたことで実現したのだと思いますが、なかなか個性的です。製造までのフローはどのようなものなのでしょうか。販売元のベーカリースクエアの担当者に聞きました。

日々発生するロスパンは多い日に1日あたり45リットル入りゴミ袋で約5袋になることもありました。これをなんとかしたいと、発泡酒製造許可がある『ON TAP江戸東京ビール』と、廃棄寸前のパンを原料にした発泡酒『RE:BREAD』を実現させました

発泡酒に使う麦のうち23%をパンで代用

「具体的な工程は、ロスパンを一度乾燥させた後、細かく砕き、糖化の工程で麦と一緒に加熱します。これを原料に加工することで、本来発泡酒に使用する麦の23%をパンで代用できるようになりました。また、発芽していない小麦を原料に使うホワイトエールのビアスタイルで醸造することで、パンにも合わせやすい味わいに仕上げています」(ベーカリースクエア担当者・以下同じ)

 これだけを聞くと「フムフム!」とつい通り過ぎてしまいそうですが、よく考えてみれば素人から見ても簡単にはできないのではないかとも思います。

「発泡酒の原料の麦芽を、パンで代用するのですが、濾過の工程で詰まりが発生しやすく、通常より時間がかかるという苦労もありました。また、ありがたいことですが、発売後すぐに初回生産分が完売し、一時買えない事態にもなりました。現在は生産も安定し、お買い求めいただきやすくなっています」

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