「スポーツの夏」に読みたい!大人のためのスポーツマンガ5選
③「強さ」とは何かを追い求める『はじめの一歩』
『はじめの一歩』
作者名 :森川ジョージ
出版社:講談社
「強いって、一体どんな気持ちですか?」言わずと知れたボクシングマンガの名作。いじめられっ子の主人公・一歩がボクシングを通して「強さ」とは何かを追い求める物語です。
努力や根性を描いた王道少年マンガでありながら、現実離れしたスーパープレイのようなものは描かれず、地に足のついた試合のシーンは現実のプレイを見ているかのような強い説得力があります。
「ボクシング」とは“こぶし”と“こぶし”をぶつけあうシンプルなスポーツ。しかしその奥にはいくつもの科学的な理論が隠されていることを教えてくれます。これを読めばボクシングというスポーツの見方も変わってくるはず。
④ 女子柔道初の金メダリストの生涯『JJM 女子柔道部物語』
『JJM 女子柔道部物語』
作者名 :恵本裕子/小林まこと
出版社:講談社
アトランタオリンピック女子柔道61kg級で、日本女子柔道界に初めての金メダルをもたらした恵本裕子を原作に迎え、「柔道部物語」の小林まことが作画を担当。雪の旭川を舞台に、白帯の女子高生が世界の頂点を目指す物語です。
本作の特徴は、実際に高校1年生で初めて柔道を始めた恵本裕子の人生をモデルに描かれているところ。
入部1週間後の新人戦で大内刈りのみで優勝を決めて以降、たったの8年で五輪金メダリストまで上り詰めたという柔道人生をそのまま描いたストーリーに加え、彼女をモデルに描かれた「美容が趣味で飽きっぽい」、“神楽えも”というキャラクターの魅力が、このマンガの面白さをより引き立てています。