リモート社会の孤独問題に「ぬか漬け」が効く?タイム・ヌカードとは
アイデア「タイム・ヌカード」by 岡シャニカマ
岡シャニカマ:これは「自分のためにつかった時間だけ、食材がつかっていく、ぬか漬けマシン」です。タイムカードを押して自分のために出勤している時間だけ、ロボットアームが下がってぬか床にキュウリが漬かります。
Tomy:なにこれ……。
岡シャニカマ:このマシンを使えば自分のために働く時間は「ぬか漬けのためになる」という意味でやりがいが生まれ、「美味しいぬか漬け」という対価も得られます。
それに、頑張りたい時間に合わせて漬ける食材を変えると目標のランクを調整できるんです。
Tomy:たしかに理にかなってる……の?
岡シャニカマ:農家の方は野菜を我が子のように愛情もって育てますよね。つまりキュウリも大根も、立派な「やりがい」の対象になり得ると思うんです。
Tomy:例えがズルいけど、そんな気もしてくるわね。
実現しようとしたら「おおごと」になった…
Tomy:タイムカードとぬか漬けの組み合わせは面白いけど、まだピンと来ないわ。
岡シャニカマ:ですよね、私も半信半疑なので実際にマシンを作ってみました。
Tomy:こんなの作れたの……!?
岡シャニカマ:作れました、それがこちらです。
Tomy:ちょっとなにこれ!!!!
岡シャニカマ:ロボットなんて作れないので、ダメ元で大阪大学さんに協力依頼をしてみたところまさかのOKが出て、この高性能ロボをプロトタイプに使わせてもらうことに……。
このロボットは普段プログラムで動かしているらしいのですが、今回はプロトタイプですし、金輪際「キュウリをぬか床に漬ける」という動作はしないだろうという観点から、お二人にリモコン操作で操縦してもらいます。
Tomy:なんてオーバースペックなの……。
岡シャニカマ:プロトタイプが史上最高スペックになることは間違いありません。