宮崎発の魔法の粉「マキシマム」で豚バラ肉が感動的なウマさに
これ1本で、唯一無二の感動を。
以前からSNSでも話題となっている「マキシマム」という万能調味料をご存知でしょうか? 他の調味料とは一線を画す“個性的なおいしさ”が評判のようで、野菜炒めやスープなどにふりかけるだけでぐーんと深みが増す魔法のスパイスだそう。
ネット上では注文殺到、数か月待ちで入手困難という時期もあったとか。うーん、これは気になります。そこで今回は、マキシマムとはどういう調味料なのか?を解明しつつ、覚えておくと一生使える「マキシマム熟成豚」の作り方をご紹介したいと思います。
食肉専門店が作った万能スパイス
マキシマムとは、宮崎牛や宮崎県産黒豚を扱う宮崎県の食肉専門店「中村食肉」が販売しているオリジナルミックススパイスのこと。このお店は1931年に創業した超老舗で、食肉の加工・販売を手掛けていますが、その中で34年前に誕生したのが、マキシマム。
使われている原材料を見ていくと、食塩、こしょう、ガーリック粉末、オニオン粉末、ナツメグ(ハンバーグの種作りでおなじみのスパイス)、クミン(カレーでおなじみのスパイス)、パプリカ、ローレル、唐辛子。
ここまでだと、他にもありそうな配合ですが、さらに見ていくと「醤油」「かつお調味粉末」が入っているではないですか! 醤油とかつおぶしだなんて、日本人が大好きな旨味たっぷりの食材。このザ・和風な風味をナツメグやクミンと合わせることこそが唯一無二のおいしさのポイントでしょう。
使い方としては、焼き物、炒めもの、揚げ物、スープ、ドレッシングなどの材料に加えるだけ。マキシマムを皿に出して舐めてみると、スパイシーな香りを持ちつつも、イノシン酸などのアミノ酸や醤油の旨味のおかげか、全体的にかなりまろやか。香草のハーブ感が控えめなので、何にふりかけても、行き過ぎた味にはなりにくそうなバランスです。
それでは、このありそうでない、独特のスパイスをシンプルに堪能できる料理を作ってみましょう。
熟成塩豚が感動のおいしさに
マキシマムを試した中で、圧倒的にインパクトがあったのが「塩豚」。通常は豚バラ肉を塩で漬け込んで1週間ほど冷蔵庫で熟成させるというシンプルなメニューなのですが、ここにマキシマムを加えてみたら大ホームランだったのです。
作り方をご紹介しましょう。清潔なテーブルもしくはキッチン台の上にラップを広げ、その上にキッチンペーパーを置きます。この上に豚バラ肉を1本どーんと置き、肉の表面に塩大さじ1とマキシマム大さじ1を擦り込みます。
この一連の作業をする上で、料理用手袋(100均などでも購入可能な使い捨てタイプ)を使うと、余計な雑菌の繁殖をある程度防ぐことができるのでオススメです。