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ネットで情報発信を続けられる3つのカギ。完成度は30%でOK

学び

量を半分にしても伝わる文章とは?

コミュニケーション

 いかがでしょうか? 改善策として文章量を半分にしました。「伝わる内容は変わらない」という印象を持たれた人や「アフターのほうが読みやすいし、伝わりやすい!」という人もいるかもしれません。

 実は、文章を長くするよりも、長い文章を短くするほうが、高いスキルを必要とします。長い文章を書ける方から、文章を短くしたいというご相談をいただくことがあります。そんなときに私がお答えするのは、次の2つです。

1. 誰かに読んでもらい、削ってもらう
 信頼のおける人に読んでもらい、バサバサと文章を削ってもらう。なぜ信頼の置ける人なのか? それは、フィードバックをもらったときに素直に受け取りやすいからです。

2. 普段からの小さなトレーニング
 文章を書き終わったあとに、以下の事を普段からほんの少し意識することが、確実にあなたの力になります。

■ 表現をシンプルにできないか
■ 同じことを繰り返しすぎていないか
■ 文章の目的から逸れた情報が多くないか

 文章を書いている途中ではなく、書き終わったあとを推奨しているのは、書きながらこのようなことを意識すると、考えすぎて手が動かなくなってしまうからです。実践が何よりあなたの文章アップデートを早めますので、完璧を目指さず30%でOKですので、取り入れらそうなことをひとつでも取り入れてみてください。

<TEXT/中野巧>

共感を科学する「エンパシーデザイン・ラボ」主宰。株式会社studio‐K代表取締役。ビジネスにおいて「共感力」を磨くことが、文章力、マーケティング力、コミュニケーション力、企画力など、プロフェッショナルの仕事力を高めるという考えから、「共感」と「再現性」をテーマにした文章作成法「エンパシーライティング」を開発。近著『稼ぐ人の「超速」文章術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など

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