コンビニでも買えるベストな朝食は?医師に聞く「最高の食事術」
朝食の「大きな2つの効果」
朝食には大きく2つの効果が確認されています。
1.副交感神経の働きがアップする
2.血流が良くなる
実は朝目覚めると、自然と交感神経が上がっていきます。夜、寝ている間は副交感神経が優位に働いているのですが、昼間は自然と下がっていきます。
ところが朝食をとると、寝ている間に休んでいた腸が目覚め、動き出します。これを「蠕動(ぜんどう)運動」というのですが、この動きは副交感神経に直結するので、下がりがちな副交感神経の働きが、これによってスムーズに上がっていくのです。
腸が動くと、今度は、肝臓に多くの血液が流れ、続いて心臓に流れ……と腸を刺激したことで、血液が体内をどんどん循環するんですね。つまり血流が良くなる、ということです。もちろん、頭への血流も良くなります。朝ボーッとしがちだった人は、朝食をちょっと見直すだけで、頭がスッキリするかもしれませんね。
<TEXT/小林弘幸>