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ドコモ、ソフトバンクが5G対応機種を公開。今のスマホは買い替えるべき?

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「自動運転」「遠隔医療」どうなる?

 5Gインフラの活用が見込まれているものが、自動車やドローンの「自動運転」と、ビデオ通話システムを応用した「遠隔医療」である。4Gと比べても信頼性の高い5Gでは、これらが大きく発展する……というのが市場の期待だという。

 もっともこれらは、技術的には既存のインフラでも実現できるものだ。安定して高速通信ができる5Gとはいえ、命にかかわるものである以上、通信の途絶を想定したプログラムを構築しなければならないことには変わりない。

 こういったものの普及を妨げているのは、インフラの能力というよりもむしろ法制度や「働き方」、消費者の意識といったものであって、やはり徐々にしか変わることはできないだろう。

 しかしそれでも、自動運転や遠隔医療が普及するにあたって、5Gの強力なインフラが真価を発揮するであろうことには疑いがない。

iPhoneは新端末で対応か

アンドロイド

 Androidではすでに5G端末がデビューしており、これは最速で3月27日から5G回線で利用できる(ソフトバンクの場合)。

 しかし現在のところ、5G対応のiPhoneはまだ発表されていない。こちらはおそらく、今秋に発売される新型iPhoneが対応するのではないかと予想される。

 エリアもまだまだ拡大途上で、サービスイン時点では東京23区さえ網羅されていない。順次整備が進む予定だというが、日本での「5G時代」の本格化も今秋以降となるだろう。今後数年は、4Gと5Gを並行して利用することになる。

 ちなみに、現在利用されている回線のうち「3G」部分については、2024〜2026年にサービスを終了することが各社より予告されている。日本における3G通信といえば、2001年に「FOMA」として鳴り物入りでスタートしたサービスだが、5Gと入れ替わりに役割を終えることになりそうだ。

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