面接でスムーズに答えられる「最強の志望動機」の作り方
自分にとってのメリットを書き足す
② 3つの切り口ごとの特徴に自分にとってのメリットを書き足す
【業界】
・人材業界はIT技術が発達しても属人的な仕事が残りやすく、ニーズが安定しており、長期的なキャリア設計ができる。
・少子高齢への対処、専門人材の育成といった社会課題を解決する事業に携わることでやりがいと市場価値向上を両立できる。
・変化に富んだ若手人材を対象としており、つねに変化が求められる環境に身を置くことで、仕事に飽きることもなく、つねに学ぶ姿勢を持ち続けられる。
【職種】
・対人業務のため、コミュニケーション能力を中心とした対人能力を高めることができる。
・採用市場を通して、多種多様な業種や職種、キャリア事例を知ることができ、自身のキャリア設計にも役立つ専門性が身につく。
・人生の岐路に立っている人の選択に関わることができ、重要度の高い仕事に携わることができる。
【企業(働く環境)】
・20代の若手が多いため、成長意欲の高い人材と切磋琢磨できる。
・少数精鋭の環境で働くことで、ひとり2役、ひとり3役とマルチな業務を経験することができ、実務を通して適性を判断しながら、業務領域の広い人材を目指すことができる。
・既婚者の自分にとっては、将来的にはライフワークバランスを取った働き方を選択できる可能性があった方が仕事と家庭を両立できる。
③ メリットを書き足した特徴の中から3つ選んで完成
■少子高齢化や専門人材の育成といった社会課題を解決する事業に携わることでやりがいと市場価値向上を両立できる。
■対人の仕事のため、コミュニケーション能力を中心とした対人能力を高めることができる。
■少数精鋭の環境で働くことで、一人二役、一人三役とマルチな業務を経験することができ、実務を通して適性を判断しながら、業務領域の広い人材を目指すことができる。
切り口を変えた質問されても対応ができる
この作り方のいいところは、切り口ごとに志望動機を洗い出しているので、「なぜこの業界を志望するの?」「なぜこの職種を志望するの?」「なぜ我が社を志望するの?」と切り口を変えた質問されても対応ができることです。
たとえば「なぜこの業界を志望するの?」と面接で聞かれたら、「少子高齢化や専門人材の育成といった社会課題を解決する事業に携わることでやりがいと市場価値向上を両立できる」と答えればいいのです。
また、「なぜこの職種を志望するの?」と聞かれたときは、「対人の仕事のため、コミュニケーション能力を中心とした対人能力を高めることができる」と答えれば、回答としては大きく外れてはいないでしょう。
みなさんもぜひこの作り方を参考にしてみてください。
⇒次回、<就活・転職の面接でダメになる人に伝えたい、面接官の意図>に続く。
<TEXT/川畑翔太郎>