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最終面接で“受かる人”がやっている3つの対策。現役面接官が解説

学び

 私はUZUZという会社で、約8年間、20代(第二新卒・既卒・フリーター)の就業サポートを行っています。これまでに支援してきた方はのべ1500人以上。自身のキャリア・就活に悩む20代の相談に数多く乗ってきました

最終面接

※UZUZ就活チャンネルより

 そんな私は20代の就活サポートに加え、UZUZの採用面接も担当しています。一次面接官はもちろん、最終面接官の経験もあるためわかるのですが、この2つの“面接通過基準”は実は全然違うんです

 どちらの面接も同じように対策している方が多いと思いますが、意外と見られているポイントは違うので、今回はこの点を中心に解説していきます。

 なお今回お話しする内容は、こちらの動画「最終面接に受かるポイント」でも解説しているので、併せてチェックしてみてください。

(以下、YouTube「UZUZ就活チャンネル」をもとに構成)

最終面接の“よくある間違い”

 就活、あるいは転職時の最終面接において、皆さんが間違って認識していることが2つあります。ひとつは、一次面接や二次面接のように「こう言ったら受かる」という明確な回答があると思っていること。2つ目は、厳格な評価基準があると思っていることです。

■「こういったら受かる」回答がある

最終面接

 最終面接では、「何を話したか」ということは実はそんなに重要ではありません。なので、最終面接では想定質問に対して回答を作り込んでいっても落ちてしまうことがあります。

「こう言ったら受かる」という明確な答えがないことが、最終面接のひとつの特徴です。

■厳格な「評価基準」がある

最終面接

 最終面接では厳格な「評価基準」がないことが多いです。逆に一次面接では、この「評価基準」を用意している会社が多くあります。“協調性”や“主体性”など、採用で重視したい性質や特徴を備えているかを回答から判断し、合否を決めるんです。

・協調性に紐づく回答をしたか
・主体性が高そうなエピソードを話しているか

 上記のような項目が複数ある「評価シート」をもとに、5段階評価のスコアで一次面接を通過させるかどうか決めている場合がほとんどです。なぜかというと、一次面接は「人事の実務担当」や「現場の採用担当」など、面接官の顔ぶれがバラバラだから。

 なので、“面接官”が基準となって評価するのではなく、“評価基準”に基づいて評価することが多いんです。ただ、最終面接に関しては、社長や人事部長・役員などのいわゆる「裁量権を持っている人」が面接官をします。ある種“独断”と“偏見”で評価を決めており、一次面接や二次面接のように厳格な評価基準がないというのが、最終面接の困ったところです。

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