コンサルティング業界で生き残る人と沈む人、3つの特徴
1)「自発的に学ぶ姿勢を持つべき」理由
まず、スタッフレベルの入れ替わりが激しいため、「使えない」と判断されたスタッフは早期にプロジェクトから外されてしまい、そのスタッフに教えた時間は無駄になります。
さらに、教えたスタッフと次のプロジェクトで一緒にならない場合も多く、教える側に直接的なメリットがありません。
また、全員が忙しく余裕がありません。任せた仕事をスタッフができなければ、最悪、自分で引き取ればよいと思っているマネージャーも多く、別の「使える」スタッフが入ってくるまでの間、つなぎで対応すれば良いと思っています。
もちろん、頼んだ作業をスタッフが終えてくれないとマネージャーも困るので、最低限必要な情報は与えられます。
しかし、それ以上のことは自発的に質問しない限り、詳しく説明されません。このような状況下でも、技術を上司や先輩から盗む自発性が必要です。
2)自分の価値を客観視する
2つ目のポイントは「自分の価値を客観視する」です。すわなち、評価者の目線でどう見られているかを把握することです。
評価者であるプロジェクト・マネージャーは、「予算内で無事にプロジェクトを完了させる」という責任があります。よって、スタッフに対しても、与えた仕事を期限(予算内)で終えられるか否かで評価します。
しかしながら、上司と異なる意見ばかり主張する新人もいます。自分をアピールすることも重要ですが、行き過ぎた自己主張はチームワークを乱します。そのような場合、「使いづらい」「工数をムダにしている」と思われ、プロジェクトから外される可能性が高まります。
もちろん自分の意見を発信することは大事ですし、それがコンサルティング会社の仕事ですが、まずは自分に求められていることを客観的に把握し、求められる仕事を終えることを優先するべきです。