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口臭が命に関わる病気の原因に。20代ビジネスマンのための口腔ケア

口臭だけじゃない? 重大な病気に繋がる可能性も

桐村先生

内科医・認定産業医の桐村里紗さん

 口臭は他人に不快感を与えてしまうもの。しかし、問題はそれだけではありません。

「歯周病となり、歯茎から出血する段階になると、増殖した歯周病菌が血管を通り体内に入っていきます。つまり菌をどんどん自分の身体に入れている状態になってしまうのです。これは言うまでもなく、身体に悪影響です。重大な病気の原因にもなります。

 歯周病によってリスクが高まる病気としては脳梗塞や心筋梗塞がまずあげられます。この他にも糖尿病などの生活習慣病の隠れた要因になっています」

 脳梗塞も心筋梗塞も日本人の死亡原因の上位にあげられる病気。まさか歯周病が生命の危機レベルの病気を引き起こすとは……口臭は身体からの危険信号として、重く受け止めたほうがよいでしょう。

「こういったリスクを高めないためにも、口臭の悩みを持っている人もそうでない人も、定期的に歯科検診をすることが理想的です」

 健康な20代では、重い虫歯などにならなければ歯医者に行って診てもらうという人も少ないでしょう。しかし、「虫歯はなくとも定期的な歯科検診に行くことが重要」だと桐村さんは話します。

 他人を不快にさせる口臭のケア、そして自分自身の健康のためにも、歯科検診に通う習慣を始めてみてはいかがでしょうか?

桐村里紗
内科医・認定産業医/「tenrai株式会社」代表取締役医師。「働き服向上委員会」(花王 リセッシュ)賛同メンバー。予防医療を「ライフスタイルデザイン」と再定義し、生活者の行動変容を促すコンテンツ開発を行う。著書に『日本人はなぜ臭いと言われるのか』(光文社)など。

大学受験情報誌、IT情報サイトなどでライター経験を積み、2018年よりフリー。最近の趣味は休日の農業、リサイクル業も兼業

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