600万円で身長を12cm伸ばした25歳が「2つの神経障害」を発症…でも前向きなワケ
最近たまにテレビでも取り上げられている身長を伸ばす手術「イリザロフ法」というのを聞いたことがあるだろうか? 全身麻酔で骨を折って身長を伸ばすやり方だが、仕組みについては「bizSPA!フレッシュ」でGenさんへ行ったインタビュー(500万円で身長を10cm買った30歳医師)が詳しい。
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Genさんと同じくアルメニアで身長を伸ばす手術を受けた、会社員のディックさん(25歳、@sikaotokoawo)にも以前現地にいるところをリモートでインタビューした(600万円で身長を12cm伸ばした25歳男性)。
ディックさんは身長を伸ばす骨延長の手術を受けるために、昨年会社を退職。一人暮らしだった東京の家も引き払い、アルメニアへ飛び、手術後には身長が158cmから170cmとなった。四国にある実家にいったん戻ってリハビリをして、今年になってから東京で再就職。現在、また東京に戻ってきているというので、直接話を聞くことにした。
歩行器から杖になったが、まだしゃがめない
――2021年アルメニアで身長を伸ばす骨延長の手術時は、大変痛そうでしたよね。アルメニアから帰ってきてしてからどうしてましたか?
ディック:アルメニアから10月に帰ってきて、2月の半ばまで四国にある実家でリハビリしていました。最初U字型の歩行器で歩いてましたが、帰ってきたばかりの頃は、20~30m歩くだけでもう痛くて、立っていられない状態でした。でも歩いているうちに徐々に歩ける距離が伸びてきました。
――手術から半年ぐらい経った今でもいろいろ不調があるそうですが、どんな感じでしょうか?
ディック:尖足(せんそく)という踵を地面に付けるのが難しく浮いている状態なので、揺れながらじゃないとバランスが取れない。非常に歩きにくくて階段を昇るのも大変です。それぐらいで、痛みとかは動かさなければまったくないです。
「末端神経障害」と「自立神経障害」を発症
――現在は杖を使っていますが、他に困っていることはありますか?
ディック:今は左膝が90度しか曲がらない、いま座って曲げている角度が最大です。しゃがめないので、家の掃除とか物を取りにいきにくいです。たとえばスマホを落としたりすると、薄いから拾うのが大変。
――今までなかった症状が出たと聞きましたが、そちらはどうですか?
ディック:つま先を触った時にしびれがある「末端神経障害」と発汗と冷え性の「自立神経障害」ですね。
――それは大変ですね。
ディック:このあたりは別に大したことない。冷え性とかそんなに気にしてないです。発汗は薬飲めば治る。しびれも正座して足がしびれた状態で触られたら嫌じゃないですか。あんな感じです。