仕事を「嫌々」から「つい夢中になってしまうもの」に変化させる方法
こんにちは、戦略コンサルタントのShinです。
この記事を読んでくださる方は、非常にまじめで努力家だと思います。仕事が大変でも、嫌な思いをすることがあっても、「お金をもらっているんだからしっかりとこなさないと」「社会人としてちゃんと働くことが大事だ」と自分を励ましながら、毎日頑張っているでしょう。
一生懸命に仕事に取り組むことは大変すばらしいことです。しかし、残念ながらそのような心持ちで仕事をしていても、周りを驚かせるような成果を出すことは難しいのです。
「嫌々やっていること」で成果を出すのはとても困難
「仕事は大変」「嫌な思いをして頑張らなければならない」と思うこと自体は自由なのですが、まずはいったんシンプルに考えてみましょう。
「大変」「頑張らなくてはならない」と考えながら、成果を出すことができるでしょうか。……不可能とは言いませんが、難しいですよね。
本当はやりたくないのに、「これは自分の責任だから」と心と体にムチ打っても、なんとか合格点を取れるかどうか、というのが関の山ではないでしょうか。
「がんばらないとダメだ」と頭の中では思っていても、あなたの心は「本当はこんなことやりたくない」「できるなら今すぐ逃げたい」と感じています。その心の叫びを抑えつけつつ仕事をしたところで、他の人を感動させるようなクオリティの仕事はできないのです。
村上春樹氏は、嫌々小説を書いているのでしょうか。イチロー選手は、毎日の練習や試合が嫌だったのでしょうか。そんなことはないはずです。もちろん、日によって気分が乗らなかったり調子が出ない日もあるのではないかと推察しますが、「嫌々やっている」ということはないはずです。
とにかく、そのことをやっているのが楽しい。「一生懸命やろう」「これが自分の責任なんだ」と考える間もなく、ついつい取り組んでしまう。本当に一流となる人は、そのようなテンションで仕事をこなしているのです。