道の駅・大阪万博・力道山の共通点は?答えは…ソフトクリームブームの火付け役!【7月3日はソフトクリームの日】
「ソフトクリーム」と「アイスクリーム」何が違う!?
さて、そんな「ソフトクリーム」であるが、「冷たくて甘くておいしい」という共通点も多い「アイスクリーム」は違うものなのだそうだ。その違いを説明できるだろうか。
違い1:製造されてからお客様が食べるまでの距離と時間!
「アイスクリーム」は大きな工場で何百、何千ショットという単位で製造される。その工場から、問屋に運ばれ、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、町の駄菓子屋さんなどに輸送され、ストッカーに置かれる。
お客さんが購入し、自宅の冷凍庫に保管されてから食べられたりもする。工場で作られてから食べられるまで、はるか遠い距離と長い時間がかかる。
「ソフトクリーム」はというと、販売店で、フリーザーに原料が仕込まれ、その場で製造されている。お客さんが注文すると盛り付けられて、渡され、その場で食べる。これ以上ない短い距離で、これ以上ない短い時間のうちに消費される。つまり、「つくりたて、できたてのアイスクリーム」それがソフトクリームだ。
違い2:温度!
「アイスクリーム」は製造後、長距離を長時間運ばれる。途中で溶けないよう、容器に詰められ、-30℃以下で急速冷凍される。運搬や保管時の温度は-25~-30℃、販売する時には、-18℃以下で売られているという。
「ソフトクリーム」は、目の前のお客さんがその場で食べるので、超低温に冷やして固める必要が無い。製品温度は-5~-7℃で、最適な味と感じられるように作られており、アイスクリームのように固めないでそのまま食べる。
違い3:空気の含有率!
空気を含まないとカチカチに氷結してしまうため、クリームになるようにアイスクリームもソフトクリームも中に空気(気泡)が含まれている。
一般的に、「アイスクリーム」は、空気が多くてふわふわしている。
「ソフトクリーム」は空気が少なくてしっかり原料ミックスが詰まっている。
-18℃でもスプーンがさせるようにやわらかくフワッとさせるために、アイスクリームの方が空気を大量に含んでいる。
ちなみに、5月9日が「アイスクリームの日」である。