20代の転職でリスクをとる若者が増加。まだ会社に尽くしますか?
20代の転職は、今も昔も世代間でもっとも多いです。
理論的に考えても、新卒でもっとも意に沿う会社を見つけられるというのは奇跡に近いことです。しかし、ヘッドハンターとして転職の理由や背景を比較してみると、大きな変化が見て取れます。
以前は「就職氷河期で大手企業に入れなかったから」とか「入ってみたら現場仕事が多く、3K(キツイ・汚い・危険)職場だから」と、どちらかといえばネガティヴな理由が多かったのです。
転職の理由がポジティブになっている
もちろん今でもネガティヴな理由の転職は少なくありません。しかし、もっとポジティブであったり、自分の指向性を明確にした上での転職が増えています。
例えば、兼業のできる会社への転職です。最近は兼業可の会社も増えてきていますが、それでもまだまだごく一部。そこで転職をすることとなります。兼業の理由も「単なるおこずかい稼ぎ」ではなく、「自分のスキルを活かしたい」「興味を同じくする仲間と一緒に働きたい」という発想です。
例えば、「子供の頃からずっとパソコンが好きでプログラミングも得意だが、一生、会社でIT専門にやっていくつもりはない」。しかし今、世の中にそういった人材は不足しています。クラウドワーカーとして好きな仕事を受けつつ、最新のIT技術についての知識をメンテナンスしておく。まさに一挙両得の考え方です。
働き方改革時代で副業チャンス到来!
以前の日本社会では「会社のために尽くす」「一生を会社に捧げる」という姿勢がマストの感覚がありました。
ですが、今は働き方改革時代。会社も「残業せずに早く帰れ」と言うところが増えていますし、かつての強制的な社内の飲み会も随分と減りました。余った時間で好きなことをこなし、お金を稼ぐことのできるIT環境や社会の仕組みが整った今は、まさにチャンスと言えるでしょう。
12