成功する・失敗する学習塾選びの差。話題の京大卒“最年少の虎”が明かす
台本なしで、本当に何も知らされていない
吉村:初対面だったので、キャラでやっているのか本気で怒っているのかわからなかったということもありました。その他の自分以外の虎の方々もブチギレていました。そもそも、この回がどうしようもなさすぎて、受験のためのお金が出なかった唯一の志願者のリベンジ回でした。
そのため、受験をする目的を虎の我々に明確に説明できるくらいには改善されていると思いきやされていませんでした。収録後、僕だけどうしたら良いんだろうなと感じていたら、細井さんが楽屋で「いつもはあんなんじゃないですよ」とフォローしてくれました。
――よく聞かれると思いますが、本当に台本はないのでしょうか?
吉村:台本はなく、事前に何も知らされていないです。収録現場に行ったら志願者の志願書のような紙があり、目を通している間に志願者が入ってきます。性別も年齢もわからない状態で収録スタートということです。台本あるとかやらせとかよく言われるんですけど本当に台本なしです。
だからこそつまらない動画になったらそれはそれでやばいのでみんな必死に頑張ります。会話のきっかけが被ることも全然ありますよ。一瞬沈黙ながれて、じゃあ話そうって思ったら他の人とかぶって、「ああどうぞ」と言うような。虎のほうにも初めての人が多かったので、それがたくさん起き、細井さんは出演歴浅い人にも活躍のチャンスを与えるために発言の機会を作ってくれました。
昔の知り合いから急にLINEが
――出演時の反響はどうでしたか?
吉村:1回目出演時、短期間で100万回以上再生されたため、昔の知り合いから急にLINEが来たり、自社のYouTubeの登録者が伸びたり、そこから入塾に繋がったりすることもありました。なかでも同業者の中で顔が知られるということが大きかったですね。「若いけど、座りたい人がゴマンといる席に座っていてすごい」と言われることが多いです。
同業者は受験生版Tiger Funding出演している人しか繋がりがありませんでしたが、「あ、あの吉村さんですよね?」と言ってもらえるようになりました。SNSで自分からアポも取りやすいし、相手からも連絡が来ます。情報交換したい時とか、仕事で関わりたい時に、「お前誰?」と思われなくて済むことに大きなメリットを感じています。