不動産投資は「再開発エリア物件」がねらい目。プロが教える攻略の3か条
初心者は土地勘がある場所を選ぶべし
ただ、多額の投資になる以上は厳しい吟味が必要だ。棚田氏が指南する。
「駅からの距離、築年数、ハザードマップにかかっていないかなど見極めるポイントはたくさんあります。初心者はまず土地勘があるところにしましょう。また、条件を厳しくすればマッチする物件は当然少なくなる。狙っている地域の不動産業者の元に通って仲良くなり、情報がもらえるようにするのが効果的」
リスク管理を徹底しながら、再開発による街のブランドイメージ向上に乗じた上げ潮相場に乗ろう。
再開発エリア投資の必勝の3か条
最後に棚田氏が教える、再開発エリア投資で必勝するための3か条を紹介しよう。
①最寄り駅から徒歩10分圏内
駅近は正義。交通の便もさることながら、再開発では駅前に商業施設が建つ場合も多い
②ハザードマップの危険地域は避ける
河川氾濫や地震に伴う液状化現象の恐れが高い場合は、購入者が激減の要因に
③狙ったエリアの不動産業者を3軒回る
地元の不動産業者と懇意になり、売り出しに入った良物件の情報が入りやすい状態に
<取材・文/吉田光也 図版/ミューズグラフィック>
【棚田健大郎】
行政書士・宅地建物取引士。YouTube「棚田行政書士の不動産大学」は10万人以上の登録者を誇る。著書に『大量に覚えて絶対に忘れない紙1枚勉強法』(ダイヤモンド社)
【吉崎誠二】
不動産エコノミスト。社団法人「住宅・不動産総合研究所」理事長。不動産投資や土地活用に関する講演のほか、ラジオ番組で経済ニュースを発信・解説している