最上位iPhoneにも匹敵?5万円台「Xiaomi 11T」の“カメラ性能”が侮れない
その他「遊べる」モードも多数搭載
Xiaomi 11Tにはこのほかにも、写真や動画にさまざまな効果を加えることができるモードが用意されている。
たとえば、「ムービー効果」には、被写体の大きさを固定したまま背景だけを動かす「マジックズーム」、動画の一部分だけを静止する「タイムフリーズ」、夜間に動くものを美しく撮影できる「スローシャッター」、風景の中に鏡を置いたような映像の撮れる「パラレルワールド」などのモードを搭載。
「マジックズーム」と「タイムフリーズ」は、被写体をうまく認識させるのが難しく、使えるシーンはかなり限られそうだが、「パラレルワールド」は手軽に楽しめる。
静止画向けの機能では、「長時間露光」も楽しい。端末を固定して走る車や移動する人、夜景などを撮影するだけで、幻想的な写真を撮ることが可能だ。
カメラにこだわる人でも不満なく使える
コスパでスマホを選んだ場合、カメラなどの性能は「そこそこ」で妥協するしかないというイメージを抱いている方もいるかもしれない。しかし、半年間Xiaomi 11TとiPhone 13 Proで写真を撮り比べてみると、そのような印象はまったくなく、「倍の価格差があるスマホに負けていない!」という驚きを感じた。
もちろん、色味や光の繊細な表現では「さすがiPhone」というケースもあったものの、超高画素での撮影やマクロの撮影距離の長さなど、Xiaomi 11Tのほうに強みを感じるシーンも少なくなかった。カメラにこだわる人でも不満なく使える機種といえる。
なお、Xiaomiからは、5月末に「Redmi Note 11 Pro 5G」も発売された。価格は4万4800円で、ミドルレンジモデルの位置づけとなる。
メモリ(RAM)が6GBとXiaomi 11Tより少ないことや、プロセッサーに中位機種向けのSnapdragon 695を搭載しているといった違いはあるものの、約1億800万画素カメラや67W充電器による急速充電などはしっかり搭載されているので、コスパを考えればこちらも選択肢となりそうだ。
<TEXT/酒井麻里子 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>