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30代で年収500万超は少数!男女が結婚で求めがちな“非現実的な理想”3つ

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理想3:普通の人となら結婚できるという想像

 あなたの考える「普通」を言語化すると、どのような条件を思いつくでしょうか。年齢、職業、年収、容姿、身長、学歴、居住エリア、価値観など挙げればキリがないと思いますが、あなたの求める「普通」の条件を理想と希望と許容の3段階で言語化することが大切です

 女性の場合、相手男性の身長や年収に条件をつける人が少なくありません。
 例えば、身長であれば理想は170センチ以上だけれど、希望は165センチ以上で、許容は自分より背が高い162センチ以上がよい、というような形で言語化します。

 そしてその言語化した普通の条件は、本当に普通なのか冷静に見極めましょう。例えば「30代で年収500万円以上」という条件を当然のように聞くのですが、厚生労働省が発表した「令和元年 賃金構造基本統計調査」によると、30代後半で年収500万円以上の男性はわずか8%しかいません

 つまり、女性が普通と思っている条件は、実はかなり限られた人を対象にしているということがありえます。さらに職業、年齢、容姿、身長、学歴、居住エリア、価値観などの条件がかけ合わさるとあなたの思う「普通の男性」は超レア物件になってしまいます。

重要なのは、良い部分にスポットライトを当てる

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 現実を踏まえた上で、いかに普通が普通ではないかを理解しなければ、良い人が見つからないという沼にはまってしまいます。すぐに結婚できる相手が見つからず、年齢と時間だけが過ぎていくことになります。実際に数字を見て、理想と現実の乖離を明確にすることが大切です。そして、相手の悪い部分ではなく、良い部分にスポットライトを当てることがさらに重要です

 実際の例として、絶対に譲れない条件みたいなものはもちろん踏まえた上で、お相手を減点方式ではなく、加点方式で見るようにする。そこから積極的にお会いした結果、人生が好転したケースもあります。

 こういった行動をとった多くの方が口にするのは「自分の普通は普通ではなかった」「視野を広げた結果、自分が想定していた以上の素敵な方に巡り合えた」という話です。あなたも自身の「普通」という固定観念に縛られず加点方式でお相手のいいところに目を向け、素敵な出会いのチャンスをつかみましょう。

 繰り返しになりますが、より良い未来を想像することは大切なことです。でもそれよりも大切なのは、より良い未来を実現するために必要なことを成し遂げることです。その目的に向かって、最短距離で進みましょう。

<TEXT/エン婚活エージェント代表取締役社長 間宮亮介>

エン婚活エージェント株式会社代表取締役。「幸せが続く結婚をすべての人に」というビジョンのもと、オンライン婚活エージェント事業「エン婚活エージェント」、ファミリーエンゲージメント事業「famion(ふぁみおん)」を展開

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