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コンビニ&スーパーの「独自カップヌードル」9種を食べ比べ。セブン、イオンetc.

暮らし

9:本家へのリスペクト度が強いコープヌードル

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「コープヌードル・しょうゆ」(税込・95円)

 そしていよいよラストです。コープオリジナルで展開されている「コープヌードル・しょうゆ」(税込・95円)を試してみます。

 この見た目、本家への思いが強すぎるがあまり「うっかりパッケージが似通っちゃいました」というある種の盲目的なリスペクトを感じさせます(実際は日清食品との共同開発)。

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実はかなり緻密に計算されていることが伝わってくるインスパイア系の代表的ヌードルでした

 果たして味はどうでしょうか。これまで食べた9つのカップヌードルインスパイア系の中では最もあっさりした口当たりで、塩分も抑えめの優しい味でした。

 本家よりもコンソメ感が強い一方、後半でも伸びにくい麺を採用していることから、かなり緻密に計算され開発されたことがわかります。筆者個人的には、今回の9つの中でも、「本家をインスパイアし、新しい味にする」という意味において最も健全な商品だと感じました

インスパイア系9種を食べた感想は?

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ごちそうさまでした!

 ここまで、カップヌードルインスパイア系の9つのヌードルを食べたわけですが、ここで言えることはただ1つ、「どれも本家に負けず劣らずのうまさがあった」ということ。それぞれの商品には「本家よりもパンチを強くしている」または「控えめにしている」などの個性やコンセプトを感じましたが、「絶対に本家のほうがいいや」とは思わせない創意工夫や開発に対する努力を感じました。

 この点、本家・カップヌードルの市場支持が圧倒的であることも強く影響していましょうが、どの商品のクオリティの高さ、そしてコストパフォーマンスには目を見張るばかりでした。

 今年で50周年を迎えたカップヌードルの申し子たち。機会がありましたらこのレビューを参考に、それぞれの商品を口にしてみてください!

<TEXT/松田義人>

音楽事務所、出版社勤務などを経て2001年よりフリーランス。2003年に編集プロダクション・decoを設立。出版物(雑誌・書籍)、WEBメディアなど多くの媒体の編集・執筆にたずさわる。エンタメ、音楽、カルチャー、 乗り物、飲食、料理、企業・商品の変遷、台湾などに詳しい。台湾に関する著書に『パワースポット・オブ・台湾』(玄光社)、 『台北以外の台湾ガイド』(亜紀書房)、『台湾迷路案内』(オークラ出版)などがある

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