コンビニ&スーパーの「独自カップヌードル」9種を食べ比べ。セブン、イオンetc.
9:本家へのリスペクト度が強いコープヌードル
そしていよいよラストです。コープオリジナルで展開されている「コープヌードル・しょうゆ」(税込・95円)を試してみます。
この見た目、本家への思いが強すぎるがあまり「うっかりパッケージが似通っちゃいました」というある種の盲目的なリスペクトを感じさせます(実際は日清食品との共同開発)。
果たして味はどうでしょうか。これまで食べた9つのカップヌードルインスパイア系の中では最もあっさりした口当たりで、塩分も抑えめの優しい味でした。
本家よりもコンソメ感が強い一方、後半でも伸びにくい麺を採用していることから、かなり緻密に計算され開発されたことがわかります。筆者個人的には、今回の9つの中でも、「本家をインスパイアし、新しい味にする」という意味において最も健全な商品だと感じました。
インスパイア系9種を食べた感想は?
ここまで、カップヌードルインスパイア系の9つのヌードルを食べたわけですが、ここで言えることはただ1つ、「どれも本家に負けず劣らずのうまさがあった」ということ。それぞれの商品には「本家よりもパンチを強くしている」または「控えめにしている」などの個性やコンセプトを感じましたが、「絶対に本家のほうがいいや」とは思わせない創意工夫や開発に対する努力を感じました。
この点、本家・カップヌードルの市場支持が圧倒的であることも強く影響していましょうが、どの商品のクオリティの高さ、そしてコストパフォーマンスには目を見張るばかりでした。
今年で50周年を迎えたカップヌードルの申し子たち。機会がありましたらこのレビューを参考に、それぞれの商品を口にしてみてください!
<TEXT/松田義人>