コロナ禍で急増「不細工スーツマン」。原因となる“3つの弱体化”と対策
テレワーク習慣が始まって早1年。会社に出勤することが珍しくなった方も多いはず。ビジネスパーソンの必須ファッションであったスーツに袖を通す機会も激減しているでしょう。実はテレワークが習慣化し、スーツを着なくなったことで、太ってしまうだけでなく、スーツがダボダボになり不恰好になっている人が多いのをご存知でしょうか。
不細工スーツマンは3つの弱化が原因
テレワークで自宅時間が長くなり、仕事に限らず「出かけること」が激減しました。ただでさえ運動量が少ない私たち現代人にとって通勤時間や買い物などのプライベートな外出もエネルギー消費&筋力維持にために貴重なエクササイズでした。
本来ならば筋肉量が一定量あり、筋肉が体を支えている男性の身体は3つのパーツが減少することでスーツ姿がダボッとしてしまいます。
【① 胸の筋肉】
胸板の厚さは強靭な体に見せる要因のひとつです。デスクワークに加えて日頃の運動量が激減すると、背中がまるくなる「猫背状態」となりますが、これによって胸筋の運動量も大きく減少してしまいます。胸筋が貧弱だとYシャツはもちろんのこと、ジャケットもブカブカ・ダボダボに見えてしまいます。
【② 肩の筋肉】
意外と盲点なのは肩の筋肉。肩の外側を構造している三角筋は荷物を持ったり腕を上げたりする際に働く筋肉であり、この筋肉が肩幅を作ります。元々、骨格的に肩幅が狭い日本人ですが、運動量が減少すれば三角筋が萎んでしまい、肩幅は小さくなります。以前から来ていたスーツは肩幅が合わなくなり、ダボダボ感を余計に印象強くさせてしまいます。
【③ 背中と腰の筋肉】
先ほども話した通り、デスクワーク/テレワーク&外出減少により猫背になりやすいです。猫背は背筋や腰の筋肉も弱さも原因です。ビシッと姿勢の良い状態でこそカッコ良く見えるのがスーツですから、背筋・腰筋弱化はとても悪いことでしょう。
カッコ良いスーツ姿を取り戻すトレーニング3選
ダボダボで姿勢の悪い「不細工スーツ」を脱却するために3つのトレーニングをご紹介します。
【プッシュアップ】
腕立て伏せで胸筋を鍛えましょう
① 肩幅から少し広いくらいで手の間隔を開け、スタートポジションをとります。
② 肩甲骨同士が開かないように気をつけながらゆっくりと身体を床に向かって下ろしていきます。背中が丸くなってしまうと、胸の筋肉に動きが生まれず正しい効果が得られません。
③ 肘が約90度まで曲がったらストップします。この時ももちろん肩甲骨同士は寄せたままで、腕の付け根から胸にかけてに少し伸び感(ストレッチ感)が受けられるとベストです。この体勢がとれたら、あとはここまでの手順を逆再生するように①の形へ戻っていきます。