新型 iPhone12 シリーズで買うべきは?miniは日本人向けか
10月14日早朝、Appleの発表会がストリーミング配信され、大勢の予想通り新型のiPhoneがお目見えとあいなった。公開されたのは、iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxの4モデルである(※本稿ではこの4モデルを「iPhone 12シリーズ」と総称する)。
Apple製品のファン層を中心に、多くのユーザーはこの新ラインナップを好意的に見ている。日本国内における“iPhone一強体制”は今後も続きそうだ。
iPhoneがついに5Gに対応
ところで、スティーブ・ジョブズ時代のAppleは、製品ラインナップを絞ることで、無用な混乱を招かないよう努力していた。しかし現在は、計6機種が「現行モデル」としてApple Store等で販売されていて、当時と比べるとだいぶ複雑になった。
スマホに詳しくないユーザーは、どのモデルを買えばいいのか迷ってしまうかもしれない。そこで今回は、iPhone 12シリーズの新機軸に触れつつ、「どんな人がどのiPhoneを買うべきなのか」を確認していきたい。
iPhone 12シリーズの最大のポイントは、5G規格に対応した点である。以前の記事「パッとしない5G規格の現在地。5Gスマホはなぜ普及しないのか」でも書いたように、5Gの対応エリアはあまり拡がっていないが、今後は各キャリアとも設備投資を進めていくものと思われる。
新iPhoneではワイヤレス充電も対応
iPhone 12シリーズでは、ワイヤレス充電も強化された。「MagSafe」仕様のアダプタを使うことで、ケーブルを挿抜せずにiPhoneを充電することができる。カバー越しに充電できる様子がデモンストレーションされており、従来のワイヤレス充電よりも信頼できるものと言えそうだ。
またAppleによると、新開発の素材をフロントガラスに用いることで、強度が4倍に強化されたという。“スマホバキバキ”の経験者には朗報だ。もっとも「絶対に壊れない」というレベルのものではないため、過信は禁物である。