職場をふらふらするほど業績アップ?今どき「オフィス改革」の極意
これらのオフィス変革について、ネット上でも、
「うちの会社の偉い人、見て! ぜひ取り入れてほしい」
「扱う事業によっては、わざわざ都会にオフィスを構える必要もないのは納得」
「自分の会社と比べて、みんな楽しそうに働いている!」
など好意的な意見が多く見られました。
オフィス変革には過去を否定することも必要
創造性と生産性を高めるオフィス作りに必要なことは、他の分野の人と気軽にコミュニケーションを取ることができること、そして気持ちよく働くことができる場を作ることなのでしょう。そうすることによって初めてイノベーションが生まれ、国際的な競争力をつけることができるのです。
KOKUYOワークスタイル研究所所長の若原強さんは番組の中で、こう分析しています。
「昨今、イノベーションに求められることというのは、ある意味、自己の否定です。今までやってきたことが通用しない世の中に対して、新しいものを、いかに生み出していくかということが大事です」
インターネットの意見でも、「うちでは上司が許さないだろうな」という諦めの声も見受けられました。確かにこれまでの常識とは違う働き方が多く紹介され、そうそう簡単に広く社会に受け入れられるものでもないでしょう。
ただ、オフィスの改革は既に日本のあちこちで始まっており、次々と新しい形のオフィスや働き方が模索される段階に入っています。近い将来、わたしたちの働き方は今のそれとはまったく違うものになっているかもしれません。
<TEXT/湯浅肇>