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職場をふらふらするほど業績アップ?今どき「オフィス改革」の極意

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 三井不動産は、法人向けのシェアオフィスを作ることで新たなイノベーションを起こしました。味の素や凸版印刷、旭硝子、ニチレイなどの200社近くの契約企業の社員がシェアオフィスに通って仕事をしています。

 このシェアオフィスは、ワーキングスペースとしての機能だけでなく、企業同士のマッチングサービスを目的として使用されているそうです。

シェアオフィスで企業同士のマッチングを促す

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 ビジネススタイリストと呼ばれる専門のスタッフが、企業のニーズを聞き取り、企業同士の橋渡しをしています。時には、同じ業界のライバル関係にある企業同士を仲介することもあると言います。

 番組では、大手楽器メーカーのヤマハと、包装紙メーカーのTOP WELLとのマッチングで生まれた「楽器バコ」が紹介されました。

 包装箱を加工し、輪ゴムギターや、端材を使った木琴などを作るというもので、「子どもに楽器の楽しさを知ってもらえた」と担当者が喜びの声をあげていました。ヤマハ技術開発部の和佐田慎史さんは「楽器業界の先入観で捉えていたと気付かされた」と話します。

リゾート地にオフィスを構える、米IT企業

 クラウド・コンピューティングサービスを事業としているセールスフォース・ドットコムは、和歌山県白浜のリゾート地に支社を構え、休暇と仕事を両立させるワーケーションという取り組みをおこなっています。

 ワーケーションとは、ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を掛け合わせた欧米発の造語で、2015年から始まった総務省の「ふるさとテレワーク」の取り組みの一貫として設立されたものです。

 都市部で働く人の多くに重くのしかかる満員電車に揺られながらの通勤もこのオフィスでは無縁です。たった15分の通勤時間、始業前には足湯に浸かりながら朝ごはんを食べ、仕事に煮詰まったらビーチへ散歩に出かけるなどの様子が放送されました。

 リゾート地では、仕事に手が付かないのではと思われるかもしれませんが、逆に仕事と余暇のメリハリがつくため、残業が減り平均して一人あたり64時間/月の自由時間が生まれ、顧客発掘数は20%もアップしたそうです。「快適な環境に身を置くことで、より効率的に仕事ができる」と社員は語っています。