コロナ禍の東京で何が起きていたか?激動の5か月の記録写真
日本だけでなく、世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルス。その影響は、単なる疫病に留まらず、多くの人びとの生活に変化を及ぼしている。
通勤客であふれる満員電車、パチンコ店の行列、活気あふれる居酒屋の灯……さまざまなものが、この数か月で姿を変えてしまった。トイレットペーパーやティッシュペーパーが市中から消えたのも、遠い過去の話に感じるかもしれない。
だが、全国的に感染者数が再び増加している今こそ、その激動の時期を振り返るべきかもしれない。コロナ禍に揺れる東京の様子を活写した『東京、コロナ禍。』(撮影:初沢亜利、柏書房)7月20日に発売された。
4月3日 衆議院第二議員会館会議室
今回は写真家・初沢亜利が東京の街角をひたすら歩いた写真集『東京、コロナ禍。』より、収録写真の一部を、本書のコメントなどを交えて紹介する。