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すき家に聞く“レジ袋無料”を続けるワケ「わかりやすさを重視した」

ビジネス

すき家がレジ袋無料を継続したわけ

バイオマス素材配合レジ袋

すき家が導入したバイオマス素材配合レジ袋

――なぜ無料レジ袋を継続するという判断をしたのでしょうか。

すき家広報:すき家では、従来よりお客様にとっての「わかりやすさ」を大切にしています。軽減税率導入の際も、店内とお持ち帰りで価格がバラバラになることを避け、税込み価格を統一することでお客様に「わかりやすさ」を提供してきました。

 今回も、レジ袋を無料にすることで店内とお持ち帰りの税込み価格を統一し、お客様のわかりやすさを重視し、温かい牛丼をお手軽にお召し上がりいただけるよう、レジ袋無料を継続することとなりました。

――レジ袋無料を継続したことで、消費者からどのような反応がありましたか?

すき家広報:お客様からは「無料にしてくれてうれしい」「すごくありがたい」「環境に配慮しながら無料にするのは素晴らしい」といった声が寄せられています。

オリジナルエコバッグの販売も

――先行店20店舗でオリジナルエコバッグ(税込700円)の販売も始めていますが、その理由は?

すき家広報:お客様や従業員より、不適切なプラスチックごみの廃棄を削減するためのエコバッグを作ってほしいと要望の声がありました。その声にお応えするため、新しいレジ袋導入に合わせてエコバッグの販売を始めました。

エコバッグ

すき家が販売するオリジナルエコバッグ(税込700円)。300円分のクーポン付き

すき家広報:中身がこぼれにくいようマチ付きになっていて保温効果があるので、温かい牛丼のお持ち帰りに最適です。デザインはすき家のロゴカラーである赤と黄色を基調としたデザインにしました。すき家は横浜発祥のお店なので、赤レンガや馬車道など、横浜を想起させるイラストも盛り込んでいます。

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 消費税の増税や、今回のレジ袋有料化など、国による施策のたびにさまざまな選択をせまられる飲食店や小売店。その対応から、このように企業のユーザーへの思いが読み取れそうです。

<TEXT/林 加奈>

子育て中のママライターです。大学卒業後、通信関連会社、広告代理店等を経て結婚後にフリーランスのライターに転身。法律、子育て、キャリア、就活など、さまざまなジャンルの記事を執筆しています
Twitter:@emma_webwriter

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