パワハラを恐れて上司がヘラヘラ…成長できない会社の見極め方
ホワイト企業は経営陣だけが優秀
ホワイト企業は、マニュアル化とオペーレーションが徹底されています。AIも含めた最新のシステムが導入されることで、ルールが完全にできあがっています。意地悪な言い方をすれば、「誰がやっても同じ仕事ができる」ように仕組み化されているのです。
また、ホワイト企業が残業を減らしても運営できる理由は、別の視点からも語ることができます。自社ブランドを築いていたり、販路を確立していたりと、いわゆる「下請け」ではない独自の事業を切り拓いている会社は、取引先に対して常に優位な条件で仕事を進められます。
つまり、下請けに仕事を回し、自社の社員は残業なしで帰らせることも可能になるのです。別に、この仕組みを批判するつもりはありません。大手のホワイト企業の多くが、そういったスキームを確立しているという事実を言いたいのです。
そうしたホワイト企業は、仕組みが完全にできあがっているため、社員の多くが代替可能な要員となってしまいがちなのです。
自分の力で「未来を切り拓く」
だれがやっても同じ結果を残せる仕事は、これからの時代に生き残りたい人にはお勧めできません。「個の時代」というのは独立起業に限った話ではありません。
社員であっても、自分にしかできない「何か」がある人は、自分の力で未来を切り拓くことができるのです。
大手企業に在籍する社員の大半が、大手企業の情報量や基盤を上手に活用できていません。現状に満足して思考停止し、窓際族と化している社員をたくさん抱えているのが大手企業の悩ましいところです。
当然、大手のなかにもグッドブラック企業とバッドブラック企業があると思います。大手がすべてホワイト企業とは限りません。ここで注意してほしいのが「大手社員病」についてです。