ズボンのファスナーを隠す布は「有名な妖怪」の名前!?――意外と知らない「ものの名前」
知っているようで意外と知らない「ものの名前」。普段何気なく目にしているものでも、ずっと誤解して使っていたり、すぐに名前が浮かんでこなかったりした経験、誰でも一度はあるはず。
どんなものにも名称があり、“なぜそう呼ばれるようになったか”というおもしろい歴史が隠れています。
もし知っていれば、仕事相手との会話のネタになったり、上司に博識ぶりを関心されたりと役に立つこと間違いなし!
Q.ズボンの「ファスナーを覆う布」の名前は?
形が似ていることから、ある妖怪の名前がついている。さて、なんでしょう?
A.「天狗」
股部の上のファスナーを覆う布地のことを「天狗」といいます。見た目が天狗の鼻のような形であることから、この名前がついたそうです。
また、裾の折り返しのことを「鏑(かぶら)」といいます。外国人が「turn up」と呼んでいるのを、「鏑」を意味する「turnip」と聞き間違えたため、鏑という呼び方が定着したとか。
ちなみにズボンは外来語と思われがちですが、実は日本語です。
由来は諸説あり、フランス語で女性の下着を意味する「jupon(ジュポン)」がなまってズボンへ変化したという説や、単純に「ずぼんと入るから」という説などがあります。
覚えておくと、飲み会のネタに盛り上がるかもしれませんよ!
<TEXT/bizSPA!取材班>
引用元:『クイズで覚えるものの名前』(北橋隆史、扶桑社文庫)より