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DeNA筒香嘉智がメジャーに挑戦――ポスティングで海を渡った男たちの成績

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松坂大輔(2007年/ボストン・レッドソックス)

松坂大輔

『1999年の松坂大輔 歴史を刻んだ男たち』(主婦の友社)

 若くして西武ライオンズのエースに君臨し、日本代表としてシドニー、アテネのオリンピックに出場、さらにはWBCでもMVPにも輝いた松坂大輔。「平成の怪物」のメジャー移籍はもはや自然の流れだったかもしれない。

 入団1年目より日本で様々なインパクトを残してきた松坂は2006年のシーズンオフ、ポスティングでのメジャー移籍を表明。話題となったのは51万1111ドル11セント、当時のレートでおよそ60億円という落札金額。

 松坂獲得にはメジャー5球団が乗り出したとも言われ、レッドソックスが交渉権を得ている。この頃の日本球界ではポスティングでの移籍のケースが増え続けていた中で、メジャーの名門が下した怪物への評価はまさに「規格外」だった。

青木宣親(2011年/ミルウォーキー・ブリュワーズ)

 現在もヤクルトスワローズで打線の中核を担う青木宣親。2011年に実施されたミルウォーキー・ポスティングによりブリュワーズが交渉権を得たものの、契約合意までに事実上の入団テストとしてワークアウトが行われるという異例の措置がとられた。

 日本人野手のメジャー移籍の例が少なかったこともあり、青木の移籍当時の評価は決して高いものではなかったが、ブリュワーズ入団後は1、2年目ともに150試合以上に出場、規定打席にも到達するなど1番打者に定着、見事なパフォーマンスを披露した。

「和製安打製造機」としてメジャー6年間で7球団を渡り歩き、2017年のWBCでは日本代表における唯一人のメジャーリーガーとして参加し、チームを牽引した。

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