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つくばエクスプレス、新型TX-3000系を公開。明るく開放感のある車内に

暮らし

明るく開放感のある車内

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TX-3000系の車内

 インテリアはTX-1000系、TX-2000系に比べ、かなり進化した雰囲気がある。荷棚、袖仕切り(TXのロゴが入った部分)、車両間のドア(妻引き戸ともいう)を強化ガラスにすることで、全体的に開放感あふれる車内となり、広々と見せている。特に袖仕切りが高くなったことで、立客との干渉を防いでいる。

 床の配色も工夫している。濃いグレーは着席客の足の投げ出しを防止するエチケットライン、淡いグレーは通路を示す。また、乗降用ドア付近は黄色、優先席はピンクに色分けしている。

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車両間のドアに描かれた筑波山

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一般席と優先席のシートモケット

 座席はすべてロングシートで、シートモケットはコンセプトカラーの青を一般席、赤を優先席とした(参考までにTX-1000系、TX-2000系の一般席は緑、優先席は青)。また、クッション性の改良により、掛け心地が向上している。そして、車両間のドアとともに、筑波山が描かれているのも特長である。

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相模鉄道以外では初導入のユニバーサルデザインシート

 優先席はすべての車端部に設け、一部は日立製作所の提案で、ユニバーサルデザインシートを導入。座面が高い位置にあり、浅く腰掛けられるのが特長で、高齢者が過ごしやすい環境を整えた。腰痛を抱えている方でも過ごしやすいが、一般席に導入されなかったのが惜しい。

 ユニバーサルデザインシートを初導入した相模鉄道20000系は、荷棚を座席下に設けていたが、TX-3000系は頭上に設けている。

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UVカットガラスとカーテンの併用で、暑い時期の快適性向上を図る

 側窓はグリーンに着色したUVカットガラスを初採用。空調の関係で「暑い、寒い」という乗客からの声に応え、下の熱効率をうまく向上させる意味でUVカットガラスを採用したという。カーテンを併用することで、「さらに効果が上がる」と、首都圏新都市鉄道は見ている。

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中間車はフリースペースの向かい側に、ユニバーサルデザインシートを設置

 フリースペース(車椅子&ベビーカー用)は、TX-1000系、TX-2000系の2・5号車から全車に拡大。側窓下にパネルヒーター、戸袋に非常通報機を設けた。ボタンを押すことで乗務員もしくは総合指令所と通話できる。

 消火器はTX-1000系、TX-2000系の優先席下(横置き)から、車両メンテナンスなどの関係で妻面のパネル内に収納された。

 フリースペースの全車拡大により、座席数が各車両3席分減った。また、中間車の定員も158人から151人に変更されている。

吊り手の増加

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吊り手は握りやすい三角形で、関東地方では標準と化している

 朝ラッシュ時、駅員や乗務員が1人でも多くの乗客を乗せるため、車内の中ほどに進むようアナウンスしているが、「お客様の立場となった場合、つかまるものがないと不安」(志田係長談)ということで、吊り手を増設した。同じ交直流通勤形電車のTX-2000系の初期車に比べ34個、増備車に比べ28個増やした。

 また、床面から吊り手までの高さは、TX-2000系TX-71~73編成(2次増備車)と同様に1,600ミリで、つかみやすくしている。

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