海外旅行の「ぼったくり対策」4つ。アプリや事前準備で防げる
3. おかしいと感じたらその場を立ち去る、無視する
飲食店やタクシーなどすでにサービスを利用してしまっている場合は、もっと大きなトラブルになるケースもあるので難しいのですが、まだ商品を買っていないならその場を立ち去るのが有効です。
客引きが熱心なお土産屋さんなどは、店員が「高額で買ってもらおう」と企んでいる可能性が高いため、一度立ち去ってみることにしています。特にアジア、東南アジアでは正規品のコピーが安価で出回っているので、いきりなり購入するよりもある程度、お店巡りをしてから最後に買うのもアリです。
値切りすぎもかわいそうなのでバランスをとってお買い物を楽しみましょう。露店はぼったくりに遭う確率も高いうえ、野ざらしで品質もよくないので、私は商店で購入することが多いです。
4. 親切すぎる人について行かない
先週インドで詐欺に遭った方のツイートが拡散されていました。そこからいろいろと調べて行くと、100万円以上詐欺や、ぼったくり被害に、何人も遭っているようで驚きました。
一緒にお茶を飲みませんか、食事をごちそうしましょう、ガイドしますよと声をかけてくる人は高確率で詐欺かぼったくりを仕掛けてきていると思ったほうがいいでしょう。特にインドは世界一詐欺師が多いのではないかと思うほど。よほど旅慣れていない限り、知らない人についていくのは自殺行為です。
イランを代表とする中東の国々のほうが、単純に親切なだけで、ほとんど危険がないというケースもあります。そういう国だと、ガイドブックや個人ブログに「現地人の好意に甘えても大丈夫」などと書いてあるので、どんな場合でも事前のリサーチは欠かせませんね。
ブログがうまく探せない場合はTwitterの検索で「場所名 危険」「場所名 ぼったくり」などで調べてみるといいですよ。
嫌な思いをしないためにも情報収集を
詐欺やぼったくりに遭ってしまうとそれだけでその国が嫌いになったり旅を楽しめなくなってしまうかもしれません。どれだけ注意していても防げないこともありますが、最低限の準備は必要です。
ちなみに、詐欺と思われる人がめちゃくちゃ話しかけてくるので気を付けたい国はモロッコ、インド、エチオピアが“私の”御三家。この3国には及びませんが、近年旅行先として人気のあるタイ、中国、韓国も油断しないほうがよいでしょう。
とにかく情報収集が命ですから、自分で調べるのが苦手な人はツアーを利用したり、旅慣れた家族や友人と旅行したりすることをおすすめします。
<TEXT/まり>